2025.06.23
スポーツのケガが増える季節!学生アスリートに多い障害とは?
スポーツのケガが増える季節!学生アスリートに多い障害とは?

目次
新学期・大会シーズンは「ケガの季節」!?
春から夏にかけて、新入生の入部や大会シーズンが本格化することで、運動量や練習の強度が急激に増加する学生アスリートたち。この時期は、筋力・柔軟性・体力のバランスが整っていないことも多く、ケガのリスクが急増します。特に4月から7月にかけては、冬のオフシーズンで低下した体力と、急激に増加する練習量のギャップが大きく、身体が適応しきれないまま無理をしてしまうケースが多く見られます。
中高生の成長期は、骨や筋肉が未成熟なため、無理なトレーニングや連日の試合で「スポーツ障害」を引き起こすことがあります。成長期特有の問題として、骨の成長スピードに筋肉や腱の成長が追いつかず、アンバランスな状態で激しい運動を行うことで、関節や筋肉に過度な負担がかかってしまうのです。
学生アスリートに多いスポーツ障害の詳細解説
学生によく見られるスポーツ障害には、それぞれ特徴的な症状と原因があります。以下、代表的な障害について詳しく解説します。
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
ランニングやジャンプの多い競技で発症しやすく、すねの内側に強い痛みが生じます。特に陸上競技の長距離選手、バスケットボール、バレーボール選手に多く見られます。初期段階では運動開始時のみ痛みを感じますが、進行すると運動中も継続的に痛みが続き、最終的には日常生活でも痛みを感じるようになります。
シンスプリントの原因は、過度な練習量だけでなく、不適切なシューズの使用、硬い路面での練習、筋力不足、柔軟性の低下など複合的な要因が絡み合っています。特に新入生や久しぶりに運動を再開した選手は、急激な運動量の増加により発症リスクが高まります。
オスグッド病
成長期の膝の痛みとして代表的なオスグッド病は、サッカーやバスケットボールなど膝に負荷がかかる競技に多く見られます。膝のお皿の下にある脛骨粗面という部分に痛みと腫れが生じ、ひどい場合は骨が隆起してくることもあります。
10歳から15歳の成長期に多く発症し、特に身長が急激に伸びる時期と重なることが多いのが特徴です。太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性低下や、膝への繰り返しのストレスが主な原因となります。痛みを我慢して練習を続けると、成人になっても痛みが残ることがあるため、早期の適切な対応が重要です。
足関節捻挫
部活で最も多いケガの一つである足関節捻挫は、ジャンプの着地時や方向転換時、相手との接触プレーなどで発生します。初回の捻挫を適切に治療しないと、靭帯の緩みが残り、再発を繰り返す「慢性足関節不安定症」に移行することがあります。
捻挫というと軽いケガと思われがちですが、実際には靭帯の部分断裂や完全断裂を伴うこともあり、適切な初期治療と段階的なリハビリテーションが不可欠です。特に競技復帰を急ぐあまり、不完全な状態で練習を再開してしまうと、再発リスクが格段に高まります。
疲労骨折
長期間の過度なトレーニングで骨に微細な亀裂が入る疲労骨折は、陸上競技、バスケットボール、野球などで多く見られます。中足骨、脛骨、腓骨、肋骨などに発生しやすく、初期段階では通常のレントゲン検査では発見が困難なことも多いのが特徴です。
疲労骨折の怖いところは、初期症状が軽微なため「筋肉痛」や「打撲」と勘違いしやすいことです。痛みを我慢して練習を続けると、完全骨折に移行する危険性もあります。特に女子選手では、栄養不足や月経異常と関連して発生することもあり、総合的なケアが必要となります。
腰椎分離症
ジャンプや反復動作の多いスポーツで腰に負担が集中することで発生する腰椎分離症は、体操、野球、バレーボール、サッカーなどで多く見られます。腰椎の後方部分に亀裂が入る障害で、特に成長期の選手に多発します。
初期段階では腰を反らした時の痛み程度ですが、進行すると慢性的な腰痛となり、将来的には腰椎すべり症に移行する可能性もあります。早期発見・早期治療により骨癒合が期待できるため、腰痛を軽視せず専門的な診断を受けることが重要です。
なぜこの時期にケガが増えるのか?その背景にある要因
環境的要因
新学期や大会シーズンには、練習時間や強度が急激に増加します。特に新入生は、中学から高校への移行期において、練習内容の質的・量的な変化に身体が追いつかないことがあります。また、指導者の交代や練習メニューの変更なども、身体への負担を増大させる要因となります。
身体的要因
成長期特有の問題として、骨端線(成長軟骨)の存在があります。この部分は成人の骨と比較して脆弱で、繰り返しのストレスに弱いという特徴があります。また、急激な身長の伸びに伴い、筋肉や腱の柔軟性が一時的に低下することも、ケガのリスクを高める要因となります。
心理的要因
新チームでのポジション争いやレギュラー獲得への焦り、大会での結果を求めるプレッシャーなど、心理的ストレスもケガの誘因となります。特に「痛みを我慢することが美徳」という間違った価値観が根強く残っている場合、初期症状を見逃し、重症化させてしまうことがあります。
よつば整骨院でできる包括的なサポート体制
よつば整骨院では、学生アスリート特有の障害に対して、治療・リハビリ・予防・メンタルサポートまで一貫した対応が可能です。広島県広島市安佐南区八木に位置する当院は、「感動を与え 感謝の心を忘れずにありがとうであふれる会社を目指します」という経営理念のもと、患者様一人ひとりに寄り添った治療を提供しています。
最新機器を用いた的確な診断と治療
当院では、エコー検査により骨、筋肉、靭帯、腱の損傷を可視化し、患者様自身にも確認していただきながら治療を進めています。これにより、痛みの原因を正確に把握し、最適な治療計画を立案することが可能です。
超音波治療器「オステオトロンV」は、骨折や疲労骨折の骨融合を促進する効果があり、プロスポーツ選手も使用する最新機器です。また、ハイボルテージ電気治療では、高圧電流を体の深部に流し、急な痛みや慢性化した辛いコリなどに即効性のある治療を提供します。
筋力強化と再発予防のためのトレーニング
トップアスリートも使用する筋トレマシン「バーンコア」は、低周波から高周波を複合したランダム高周波を使い、インナーマッスルとアウターマッスルを同時に鍛えることができます。これにより、ケガをしにくい身体づくりをサポートします。
また、YTB(よつばパーソナルトレーニング)では、マンツーマンでの指導や、自宅で取り組める運動メニューを作成し、LINEで送るリハサクを導入しています。これにより、院外でも継続的なトレーニングが可能となり、確実な回復と再発予防を実現します。
メンタル面のサポート
広島初のスポーツメンタルトレーナーによるサポートも当院の大きな特徴です。ケガによる不安や焦り、復帰への恐怖心など、アスリートが抱える心理的な問題に対して、専門的なアプローチを行います。マイナス思考にならないよう思考をトレーニングし、施術をしながらリラックスした状態で行うことで、心身両面からの回復を促進します。
栄養指導と生活習慣の改善
DNA検査により一人ひとりの体質を分析し、最適な食事指導を行っています。成長期のアスリートにとって、適切な栄養摂取は骨や筋肉の成長、ケガの予防と回復に不可欠です。無添加調味料や専門サプリメントの提供も行い、体の内側からの健康づくりをサポートします。
実際の症例:大会直前のケガからの復活
高校2年生の陸上部Aくんは、6月の県大会を控えた練習中にシンスプリントを発症しました。当院に来院した際は、すねの内側に強い痛みがあり、走ることはおろか、歩行時にも痛みを感じる状態でした。
初診時、エコー検査により骨膜の炎症と周囲の軟部組織の腫脹を確認。即日、オステオトロンVによる超音波治療を開始し、同時にハイボルテージ電気治療で痛みの軽減を図りました。
さらに、痛みの出にくいランニングフォームの指導を行い、大腿部や臀部の柔軟性向上のためのストレッチ指導、下肢の筋力強化プログラムを作成しました。メンタルトレーニングでは、大会への不安を前向きなモチベーションに変換する思考法を習得してもらいました。
約2週間の集中的な治療とリハビリテーションにより、痛みは大幅に軽減し、無事に大会に出場することができました。本人も「試合に間に合って本当によかった。もっと早く来ればよかった」とコメントし、現在も再発予防のためのメンテナンスを継続しています。
ケガを「成長のチャンス」に変えるために
スポーツのケガは、正しい対応をすれば「成長のきっかけ」になります。ケガをした時こそ、自分の身体と向き合い、弱点を克服し、より強い選手へと成長するチャンスです。
よつば整骨院では、痛みの改善だけでなく、身体の使い方の見直しや心の持ち方の指導も含めて、再発防止とパフォーマンス向上を総合的にサポートします。医師兼医療専門弁護士による監修、アメリカやタイでの人体解剖実習への参加など、高い専門性と信頼性を持つスタッフが、あなたの競技生活を全力で支援します。
保護者の方へのメッセージ
お子様がスポーツでケガをした時、保護者の方も大きな不安を抱えることと思います。当院では、保護者の方への丁寧な説明を心がけ、治療方針や回復の見通しについて分かりやすくお伝えします。
また、自宅でのケア方法や、日常生活での注意点なども具体的にアドバイスさせていただきます。キッズスペースやバウンサーも完備しており、小さなお子様連れでも安心してご来院いただけます。
まとめ:早期受診の重要性
スポーツ障害は、早期発見・早期治療が何より重要です。「少し痛いけど大丈夫」「大会が終わってから治療しよう」という判断が、取り返しのつかない事態を招くことがあります。
よつば整骨院は、月・火・木・金は9:00~12:00、15:00~19:00、土曜日は9:00~12:00まで診療しています。駐車場も8台完備しており、JR可部線梅林駅からも徒歩5分とアクセスも良好です。
部活や大会に向けて万全な状態で臨みたい方、ケガで悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。電話(082-873-1428)、ウェブ予約、LINE予約など、様々な予約方法をご用意してお待ちしております。
あなたの「できない」を「できる」に変える。それが、よつば整骨院の使命です。
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